さぁ、今日から夏休みだ!
夏休みはどんな勉強をしたら、成績を伸ばすことができるんだろう?
この夏休み、志望校合格に向けて、効果的に学習を進めたい
でも、どうしたらいいの?
受験生の生徒から、この時期になると沢山質問をいただきます
その答えはズバリ3つです
- 勉強する時間を決めること
- どの大学を目指すのかを明確にすること
- 具体的な学習方法を実践すること
私個人も高校3年夏まで部活動に没頭し、
3年夏には偏差値42
担任の先生には、志望校変更を何度もアドバイスいただきました
でも、一度の人生で絶対に妥協したくないとの思いで
偏差値62までアップ
受験校は全て合格 見事、志望していた国立大学へ入学しました
その経験を踏まえながら、この夏、志望校合格に向けて顔晴ろうと考えている受験生とその保護者の皆さんに向けて、夏休みの学習方法を考えていきたいと思います
勉強する時間を決める
まず第一に大切なことは
「勉強する時間を決めること」
いくら効率的な学習をしたとしても
学習時間を確保できずして、合格を勝ち取るのは難しい
なぜかというと、他の受験生も必死で学習しているからです
時間は平等です 限られた時間をいかに目標達成のために使えるのか
シンプルですが、実は実践できている人は少ない
勉強とは違いますが、ボクシングで有名なメイフェザーはこう言っています
お前らが休んでいるとき、俺は練習している。お前らが寝ているとき、俺は練習している。お前らが練習しているときは、当然俺も練習している。
メイウェザー(元プロボクサー)16回の階級王座獲得
なかなか、パンチのある名言ですね
個人的にですが、最終目標時間の目安としては
平日5時間、休日12時間の時間の確保が必要です
合格という目標に対して、自分の持っている時間を捧げるというイメージでしょうか
できる限りですが「睡眠」「勉強」「食事」「運動」の4つに時間を絞り込むこと
無駄な時間をなるべく省いて 目標の達成に効果的な時間を使っていきましょう
そんな沢山の時間いきなりできないよ〜
そんな長時間座っている自信がない
集中力も続くのかな?
そういう声が聞こえてきそうですね
その場合の有効な手段として、以下を試して見てください
- 環境を変えてみる(図書館、集中できる場所)
- ポモドーロテクニックを使ってみる
- できたらご褒美を与えてあげる(スマホやゲームは控えてください)
ポモドーロテクニックについては、過去のブログで詳しく解説しています。是非参考にしてみてください
どのレベルを目指すのかを明確にすること
学習に入る時に重要なこと それは
最終ゴール(志望校)を決めること
最終ゴールを決めると、この夏どこまで伸ばす必要があるのかがイメージできます
仮に現在偏差値が45で最終65の学校を希望するなら
この夏偏差値50までは伸ばしたい
そんな目標を立てることも可能になります
逆に何を目指すかがないと、この夏の目標を定めることができません
私の場合、最終ゴールは某国公立大学、私立は関東の理系大学
部活動の硬式野球の引退が7月末
夏からの受験勉強だったので、7月、8月は徹底的に基礎の定着が目標(理系だったので、数学、英語、理科中心)という具合です
このように、まず自分のゴールを決める
そして、現在地からどのようにゴールに近づいていくかを考えることで、必要な学習が明確になるのではないでしょうか
具体的な学習方法を実践する
具体的な学習方法はどうすればいいの?
今から、紹介していきますね 少しずつ取り組んでいきましょう
具体的な学習方法の5つのポイントを紹介します
同じ教材を繰り返し取り組む
同じ教材は2~3回は行ないましょう
その理由はシンプル
1回では、内容が定着しにくいから
具体的には
- 1回目は「分からなければ解答を読みながら、理解しながら進める」
- 2回目は「分かる所を解いて、分からなくなったら解答を少しずつ見ながら進める」
- 3回目は「なるべく解答を見ずに進める」
こんなイメージですね
繰り返しやっていくと、2回目には「見たことあるな~」3回目には「この問題の解法はこうだ」
と頭の中に定着していくのを実感できるはずです(勿論、1回1回集中して行うことは前提です)
実力をつけるためには、沢山の参考書が必要なんじゃないのかな?
こんな質問もありますね
これはNGと考えています
新しい参考書は、最初ワクワクするのですが、1回やって終わると定着しません
1つの参考書をやり込む
どこにどんなことが書いてあったか、自然と反応できるくらいやり込んでみて下さい
いつまでに何をやるかを決める(計画を立てる)
よし、参考書も決まったし、今日からやるぞ〜
気合入っているね〜。一つ始めるにあたって大切なことがあるんだよ
この夏休みの終わりまでに、この教材のここまでを何回やる
このように具体的に期日を決めていきましょう
そうすると、そこから逆算して
毎日○ページは行う必要があるな
と計画することができます
よくあるのが、毎日○時間学習すればOKというもの
この時間で目標にしてしまうと、内容をこなすことができたかが不明確なので
計画的に進めていくことがしにくくなります(勿論沢山学習時間を確保することは重要です)
日々、自分が行う教材とその量を明確にしておくことで
モチベーションも高まるのではないでしょうか
計画を決めないと、楽な方に流されるのが、人の本能です
逆算をして、計画的に進めていきましょう
朝の時間を活用する
勉強に最も適した時間帯っていつなのかな?
こんな質問も沢山いただきます
学習に最も適している時間
それは「朝」です
朝は睡眠によって、脳がフレッシュな状態で行動を起こすのに最適
個人的には心の面でも、夕方や夜と比べて行動を起こそうという気持ちになりやすいと感じます
私も高校生の時には、とにかく朝早くに起きて、静かな部屋で学習していました
脳科学の権威 茂木さんによると、朝起きてからの3時間が脳のゴールデンタイムと言われているようです
その理由として、朝の脳は前日の記憶がリセットされるため、新しい記憶を収納したり、創造性を発揮することに適した状態になります。この脳の仕組みが、朝の時間がゴールデンタイムだと言われる理由のようです
脳科学的にも実証された朝の時間で効果的に学習を進めてみませんか
寝る直前は特に暗記に取り組む
「寝る直前は暗記物が効果的」「英単語は寝る前に覚えよう」
こんなことを聞いたことはありませんか?
それは前述した脳の仕組みで、寝る直前は記憶に最適な時間帯だからです
脳科学の茂木健一郎さんによると、朝起きてから、人は様々な刺激を受け
その記憶は、短期記憶として保存されます
そして、睡眠をとることによって、長期記憶に保存される
この睡眠をとる直前、つまり寝る直前(30分〜1時間)に暗記物を詰め込むわけです
そうすることで、長期記憶に収納されやすくなり、暗記した物が記憶に残りやすくなるというわけです
図書館や塾を活用する
集中力を保てる場所でどこかいい場所はないですか?
これもよくある質問です
これは、個人差もあるのですが、自分が最も集中しやすい環境を選ぶことが重要です
一人で家で学習するのも一つ
図書館や塾の自習室等を活用して、学習に取り組むのも一つです
個人的には、午前中は家で一人で集中
午後からは、受験生のみんなの頑張る姿が自分のやる気に繋がると考えて
図書館や塾を活用していました
学習する場所も工夫してみることで
モチベーションや集中力をより発揮できそうですね
私の経験談(補足)
最後に私の経験談をシェアします
希望の一つとなれば嬉しいです
最後に私の経験談を補足しておきます
私自身は高校時代硬式野球部で甲子園出場を目指し、毎日汗を流していました
高校夏までは、ほとんど家庭学習時間をとらず、野球に没頭していた結果
3年夏の偏差値は42
志望校は一丁前に国公立、難関私立大学
自分自身でも、これは気合を入れて学習しないとと思い、3年夏から猛勉強
夏休み中は1日12時間の学習時間
教材は基本3周行い、基本事項を徹底的に頭に入れました
猛勉強をしましたが、すぐには結果はでず、ようやく成績が伸び始めたのが
3年生の11月
およそ、3ヶ月ぐらい結果が出ない時期がありました
そこからは、指数関数のごとく成績が向上し
気がつけば1月には偏差値64
志望大学には全て合格
晴れて国公立大学に入学を果たしました
なかなか成果が出ない時期は辛かったですが
大切なことは、自分はできると信じること
信じることができるまでやり抜くこと
少しでも、皆さんのやる気に繋がれば嬉しいです
まとめ
今回は合格を勝ち取る 夏休みの学習法についてまとめてみました
- 勉強する時間を決める
- どのレベルを目指すのかを明確にすること
- 具体的な学習方法を実践する
シンプルですが、受験勉強をやると決め
その達成のための目標と計画を立て
日々効果的な学習を集中して行うことです
最初は学習習慣のない人には、辛いことかもしれません
しかし、本当に自分が実現したいことであれば
今挑戦することで、未来に笑う自分が待っているはずです
未来の笑顔に向けて、今できることに全力投球していきましょう
それでは、本日もお読みいただきありがとうございました
それでは、今日も行ってらっしゃい
ポンっ(背中を押す音)
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